太陽光に近いフルスペクトル 育成と鑑賞を両立
植物育成と鑑賞性が特に優れたLED照明です。アガベなど強い光を必要とする植物を室内のみで育成することを想定したスペックを持たせています。22Wで全光束2,630lmという高効率COB(LEDチップを高密度に集積)LEDを採用し、緻密に光学設計されたレンズで植物を照らします。この光は太陽光に近いスペクトルで、植物が求めるPPFD値(光合成に必要な光の強さの指標)を満たすだけでなく、人の目に色鮮やかに映るRa97という高演色でもあります。
対象となる植物に合わせて3タイプの照射
対象となる植物や育成環境に合わせて選べる3つの照射範囲を用意しました。
・ナロー 強い光を求めるアガベや、鑑賞性を良くするために植物から距離をとりたい場合に
・ワイド 植物棚全体など、広い範囲を照射したい場合に
・ズーム ナローよりも狭い(遠い)範囲からワイドまでを可変することができる
ナローとワイドは、別売の交換レンズで入れ替えることができるほか、ナローとワイドの中間のミディアムも用意しています。
長期使用に耐える信頼性
LEDから放出される熱は、表面積と対流を考慮してデザインされたアルミ筐体で放熱されます。
放熱性が十分でないとLEDチップのもつ寿命(約40,000時間)を最大限発揮することができません。
アルミ筐体と電源回路の間に空間を設けることで、熱に弱い電源回路を保護しています。
さらに電源回路空間には放熱性シリコンを充填することで、耐振動性・放熱性・防水性※を向上させています。
※製品全体としては防水仕様ではありません
別売のアームクリップでフレキシブルに設置
別売の「彩光アームクリップ」を使えば、植物棚などに簡単に設置できます。
植物の種類や、成長に合わせて照射向きをフレキシブルに調整できます。
試験データ
・CCT(色温度)は6340K、CRI(色再現指数)はRa=97.0で、クリアで植物を色鮮やかに照らす光です。
・力率0.975、発光効率は129.60lm/Wという数値は、効率性に優れていることを表しています。
力率の最高値は1.0で、普及品の0.65程度からは大幅に向上しています。これは電源部に搭載した力率改善回路によるものです。発光効率は、従来の高演色LEDの数値80〜110lm/Wから30%程度向上しています。
・スペクトルでは、500nm近辺に落ち込みがなくフラットで、620nm以上750nm近辺までの波長を有しています。特に植物の成長に欠かせない650nmをピークに、近赤外線750nm近辺まで含む幅広い波長は、光合成にとって有効です。※LED素子には色温度や明るさにバラツキが生じることがあります。